井川蒸溜所 NEW BORN Non-Peat 2022 発売のお知らせ

NEWS

2022.10.24

井川蒸溜所より、「NEW BORN Non-Peat 2022」の発売をお知らせいたします。

発売へ至った想い

井川蒸溜所では、大自然に囲まれた南アルプスの中で、天然の湧き水と冷涼で湿潤な気候を活かし、日々仕込みを行っています。2020年の11月に蒸留をはじめて、まもなく2年。長期熟成を目指して仕込んだ原酒が想像以上に育っており、ウイスキーファンの皆様にお試しいただきたい想いが強まってきました。大自然の結晶とも言える私たちが目指すウイスキー。その一端を皆さまへお届けしたく今回リリースの運びとさせていただきました。今回は一樽限定の発売となります。

コンセプト

本商品について、「分析室から飛び出してきた」イメージだと所員たちは言います。熟成の日が浅いニューボーン。そのキャラクターを理解し、製品へ期待感を表現するため装飾は出来る限り取り除き、製品の特徴をありのままお楽しみいただけるような設えとしました。ボトルは実際に井川蒸溜所の分析室で使用しているものをあえて採用し、道半ばのニューボーンというキャラクターを活かしたラボシリーズと位置付けています。

今回、「NEW BORN Non-Peat 2022」の味を最大限引き出すために、加水や冷却は行わず、ろ過も最小限とし樽出しの味わいを再現できる範囲のフィルタリングとしました。
2021年の2月に樽詰めを行い、南アルプスの奥山で19か月の熟成を経た＃094のバーボン樽を使用したカスクストレングスのニューボーンです。この先、さらなる熟成によってどう変わるのか。未来に思いをはせながら、今だけの特別な味をお楽しみください。

テイスティングコメント

19か月の熟成を経て、若いながらも個性を感じさせる。
アロマはブドウの皮のようなフルーツ感、ほんのりと香るスパイス、漢方薬の香が調和している。
口に含むと、柔らかな甘味の中でアーモンド、ビターチョコ、ワックスが混ざりあい、複雑な味わいを持つ。
アルコールの刺激がとても柔らかく、余韻の程よい苦みが、全体の味を引き締める。